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【保存版】タイ・バンコク出産サミティベート病院で緊急帝王切開を経験

目次

バンコク在住日本人の出産事情

海外での出産となると不安な事が多いですよね。

私も初めての出産場所が「タイ」という事で右も左も分からない中、どの病院で出産をしようかとても悩みました。

今回の出産では、安心安全第一で病院を選びましたので下で説明していきます。

病院選び

サミティベート病院

プロンポンとトンローの間に位置する日本人御用達NO.1の病院。

年間約200人の日本人の赤ちゃんが誕生している為、安心感あり。
費用は比較的高め。日本語通訳あり。

バムルンラード病院

プルンチットにあるバンコクで最も豪華絢爛な病院。

費用は高め。日本語通訳あり。

BNH病院

シーロムにある病院。欧米人が多い印象。

出産費用は割とリーズナブル。日本語通訳あり。

スクンビット病院

エカマイ駅前にあるリーズナブルな病院。

日本語通訳あり。

他にも病院はありますが、私の周りで良く聞く病院はこのあたり・・・

Hiromi

さて、どこにしよう!

サミティベート病院を選択した理由

バンコクの日本人が集まるスクンビットエリア、ソイ49に位置するサミティベート病院。

住んでいる家がトンローだったので、家から近い事と、出産している日本人が多いという理由からサミティベート病院で出産することに決めました。

サミティベート病院は、「産婦人科」と「小児科」の評判は良いので安心感もありました。

Hiromi

友人が保険のブローカーで病院の噂を色々教えてもらいました!

産婦人科の先生について

私は男性の産婦人科医師に抵抗があったので、プラピー先生という女医さんにお願いすることにしました。

ブログで検索した時にプラピー先生の記事が出てきて、日本語が話せるという点から即決し、検診の予約をしました。

実際の診察では、とても優しく接していただき好印象でした。

時々、日本語は聞き取れない時もありましたが、特に違和感もなく出産までお願いすることに。

しかし、エコーが少ないと有名!

私は、エコーを2回ほどしか行いませんでした。(別の専門の先生が行ってくださいます)

エコー写真が多めに欲しい方はその旨を伝えると、プラピー先生とは別の先生にエコー検診をお願いすることもできます。

エコーの診察の分、検診の費用は嵩みますが、貴重な写真を頂くことができるのは嬉しいですよね。

Hiromi

ちなみに先生は身長が高くてショートヘアなのでぱっと見、和田アキ子!とーっても良い先生でした♪

ドクターフィーが先生によって異なりますが、プラピー先生は1000バーツで、他の先生に比べ良心的価格なのも有り難い点でした。

プラピー先生紹介動画

出産費用は?

出産パッケージ代(2021年度)

現在は料金が変更されています
公式サイトでご確認ください

当初の計画では、4泊5日の自然分娩+無痛分娩で出産予定でした。

※無痛分娩は別途料金がかかります。

硬膜外ブロック麻酔(無痛分娩)】※2023年度

麻酔費として、自然分娩パッケージ料金に下記が加算
最初の4時間: 硬膜外ブロック麻酔費、麻酔医診療費15,000B
開始から4時間後: 麻酔医診療費 2,500B/時間ずつ加算

私は、まさかの緊急帝王切開になり、術後はのんびりした方が良いかなと6泊のプランにしました。

初めから帝王切開のプランを選んでおけばもう少し安かったのですが、緊急帝王切開となると更に料金は上がります。

Hiromi

全額自己負担で大出費…

タイでは帝王切開が主流で、すぐに帝王切開される事はとても有名です!

私の周りの友人もほとんどが帝王切開での出産

Hiromi

自然分娩で産んでいる友人も数名いるのでご安心を〜

ですが、自然分娩で考えている方も、緊急帝王切開になるかもしれない事を頭の片隅に入れておくと良いかもしれません。

私は、15時間陣痛からの緊急帝王切開の出産フルコースを味わってしまいました。

定期検診代

出産までに通う検診の料金は、上の出産パッケージには含まれていません。

私は、妊娠初期にパタヤに住んでいたのでパタヤのバンコク病院で検診を受けていました。

その後、サミティベート病院に転院し、両病院合わせ、検診にかかったトータル費用は、67032THBでした。

日本円で約235.000円です。

出産までの総額

検診代:67032THB
出産パッケージ(6泊7日):198.000THB
硬膜外ブロック麻酔(無痛分娩):15000THB
麻酔追加代
※帝王切開になった場合料金変更あり:2500THB

トータル費用:282,532THB
日本円(レート3.8計算):約1,073.000円

私の場合、緊急帝王切開になったので料金が変わり、検診代から合わせると出産にかかった総額費用は、115万円程でした。

出産・入院から退院の様子

出産記録

予定日より5日早く陣痛が来ました。

18時:夕飯の支度をしていたらお腹にいつもと違う違和感を感じました。

これ産まれるかも!となんとなくの予感がしたので急いでシャワーを浴びます。←この時はまだ少しお腹がはるくらいで余裕

21時:何となく10分ごとにお腹が痛いと思い、準備していた入院セットを持ちグラブを呼んで病院へ。病院まで車で7分ほど

※この時の痛みは今思えば10段階中、3くらい

でも既に痛い、陣痛やばい!と思っていた

サミティベート病院につき、救急の入口で降りると車イスでスタッフが迎えに来てくれ、今まで行ったことのない分娩室がある病棟に運ばれる

この時、担当医はおらず、他のドクター、スタッフ達が対応してくれる。日本語通訳さんに来てもらい状況説明

子宮口をチェックしてもらうが、0センチでまだ産まれる気配はないとのこと。

入院か帰宅するかどうする?と聞かれたが、サミティベート病院は入院代が一泊10万円近くするので、まだ産まれないのか〜朝起きたら病院かな?と少し安心して一旦帰宅することに。

夜中2時:何となく寝つけずソファで寝ていたらお腹に激痛が!痛みレベル5

しかし、たまにイテテテとなる感じで、眠気もあり再びウトウト眠りだす。

眠っては痛くて起き、不思議と痛みが急に止まりまた眠る…

4時:だんだんこれを繰り返して痛みが5分間隔で訪れるように。痛みレベル9

え、急に激痛だし立ち上がれない。ナニコレ!

夫は寝室で寝ていて、電話しても起きず本当に腹が立ちました(笑)しばらく一人で苦しむ。痛みが5分ごとにピタリと止まるのは本当に不思議な感覚でした。

5時:意を決して起き上がり夫をたたき起こし、グラブを呼び犬に朝ごはんをあげて急いで病院へ。

車で産まれるんじゃないかとても不安でした(笑)

そして分娩室に運ばれ、長い長い陣痛との戦いが始まる…

朝7時:プラピー先生が見に来てくれたときの安心感は今でも忘れない!しかし、子宮口がまだ1センチと全然開いていないではないか。

こんなに痛いのに!痛みレベル11

無痛分娩を選んでいましたが、子宮口が3センチ開かないと麻酔が打てないそうで、もう少し頑張って!と言われる。

Hiromi

全然無痛じゃないっ!と半ギレ気味…

9時:子宮口がやっと2センチに。熱が出てきて震えが止まらない。吐き気も凄く何度も嘔吐してしまう。

ちょっと本当に痛くて我慢出来なかったので麻酔を打ってとお願いし、麻酔科医を呼んでもらう

背中に麻酔を打たれ、何事もなかったかのように痛みがなくなる。

元気になりインスタ更新!!(笑)そして爆睡

麻酔は4時間ほど持ちます。

13時:一気に子宮口5センチになる。

いよいよか?と思いつつ、主治医から「羊水混濁」と伝えられる。

※赤ちゃんが羊水の中にうんちをしてそれを飲み込んでしまうから良くない状況とのこと

15時:その後、まだ5センチのまま進歩なし。

麻酔が切れてきて激痛の陣痛が再び襲ってくる。2分間隔くらい

少しの間我慢したが、無理すぎてもう一発麻酔してもらう。麻酔が効くまでの30分間が本当に地獄。

お金がどんどん飛んでゆく〜と思いながらも麻酔なしの選択なんて考えられない…

「16時になっても子宮口が開かない場合、帝王切開します」と宣告される。

Hiromi

まさか帝王切開になるなんて考えてもなかった!

16時:結局、子宮口は5センチから先に進まず…もう何でも良いから早く産みたい!この一択。

帝王切開の別部屋に運ばれ手術開始。

手術中は麻酔がきいて寝不足なのもありほぼ寝ていました(笑)

17時20分:娘誕生

産まれたての娘とチェキを撮る。

可愛いーーー!と言ってひと目見て眠くて気絶

リカバリールームに運ばれ、体を温められ2時間ほど眠りました。

19時:入院する部屋に運ばれ、夫と対面!

Hiromi

ちなみに帝王切開は夫に同席してもらう事も可能ですよ!夫は血が苦手なので来ないでもらった(笑)

そして、娘も運ばれてきていきなり授乳スタートでした。

ここから7日感の入院生活が始まる

入院生活

とても綺麗な病室で6泊7日過ごしました。

入院部屋

頭元にコンセントがありますが、ベッドを起こすとスマホの充電器が届かなくなるストレスがあったくらいで、基本的に困ったことはありませんでした。

冷蔵庫やポットもあります。お水はなくなると無料で追加されます。

バスルームも清潔感があり綺麗でした。

傷口の様子で人それぞれかと思いますが、主治医の判断で帝王切開後4日目くらいからシャワーが浴びれます。

最低限のアメニティ用品はありますが持参した方がストレスなしです。

ドライヤーは言えば貸してくれます。

新生児室で沐浴

術後2日目くらいから歩くよう言われ、病室から少し離れた所にある新生児室までヨタヨタ歩きで妊婦達が歩いて向かいます。

ナース達が沐浴の方法を教えてくれて、ここから毎日沐浴をしてあげにこの新生児室に通います。

術後になかなかスパルタだな〜と思いましたが、ホヤホヤの赤ちゃんをお風呂に入れるのは貴重な体験でした。

お風呂の後は、授乳の為に病室に運ばれてきます。

入院中はのんびりしたい!と思っていましたが、意外とやる事が多いし全くのんびりすることはできませんでした。

むしろ忙しい!(笑)

ニューボーンフォト撮影

写真館のプロのカメラマンが来てくださり、家族写真とニューボーンフォトを撮影して頂きました。

撮った写真はすぐにLINEでデータを送ってくれます。

また、小さな写真立てとUSBをくださり、1週間後にTVくらい大きなパネルの写真もいただけます。

後日、パスポート写真も付いてくるので、このサービスは助かりました。

フェイシャルトリートメント

入院中の中日あたりに、皮膚科の美人女医が肌の状態見に来てくださいました。

後日、お顔のケアしに来る日時を予約をします。

メニュー:エレクトロポレーション(Electroporation)
内容: 微弱電流で皮膚深層まで薬剤を効率よく導入、弾力のある美しい肌へ
所要時間: 約60分

さすが美容大国だな〜と思いました。

産後にリラックスできました。

肩こり解消超音波

授乳でとにかく肩が凝ります。

理学療法士さんが来てくださり、超音波マッサージを受けます。

座りながらの施術でしたが、中々、気持ちよかった。

所要時間:左右の肩15分ずつ×2回

新生児マススクリーニング

新生児マススクリーニングとは、生まれつき体の中にある酵素の働きが悪いために、心身の障害を引き起こす病気の検査のこと。


先天性代謝異常等の病気は、早期発見早期治療で 知的障害等の心身の障害の予防又は軽減が期待できるそう。

タイで受けられるのは、アミノ酸代謝異常1疾患、内分泌疾患1疾患の2疾患の検査のみで、日本は28疾患受けれるとの事で念の為申し込みました。

検査代は自己負担、7977Bです。(2021年度)

日本式検査の代行+送料込み

※2023年度は出産パッケージ費用が上がった代わりに、マススクリーニング費用もパッケージ内に含まれているようです。公式サイトでご確認ください。

入院食

術後の最初は食事はスープのみ。

朝昼晩と和食と洋食バランスよく食べましたが、The病院食の薄味です。

洋食の方が美味しいです。

日本食は鮭は美味しかった。その他は…

しかし、何もせずご飯が出てくるだけ有り難いと思いモリモリ食べました。

病院に併設された大戸屋からのデリバリーも可能です。

出産お祝い前

退院前日の夕食に、梅の花バンコクの 「ご出産お祝い膳」が大人2名分出ました。

夫と一緒にお疲れ会しました。タイやアワビが入っていて美味しかったです。

産後、病院からもらえるもの

お産セット

産褥用ショーツ、授乳用ブラジャー、骨盤ベルト、お産パッド、母乳パッド、手動搾乳機
※別途で、授乳時に使う乳首を購入しました(このゴムをつけてあげないと痛くて痛くて…)

【ベビー用品】

授乳クッション、白いベビ服、帽子、靴下、靴、うさぎのニットブランケット、 ガーゼ大きめブランケット3枚 (ポリエステルでお雛巻きには使いにくい)、くまのクッション、 (授乳時の高さ調整に使える) おむつサンプル

沐浴時に使った綿棒コットン、アルコールなどが入ったお世話セットBOX、へその緒、生まれた日の足跡をつけた成長記録アルバム

退院する日は、沐浴した後にサミティベート病院のロンパースとおくるみに包まれて退院しました。

最後は、外まで車イスで送ってくださりタクシーに乗って帰路へ…

まとめ

初めはタイでの出産に不安を感じていましたが、サミティベでの出産は本当に快適でした。

これから出産の方は不安にならないでくださいね^^

6泊はちょっと多かったかな…と思いますが、慣れない子育てがいきなり始まったので7日間、ナース達に色々教わりながら練習ができて良かったです。

しかし、海外ですべて自己負担での出産は費用がかかりますね〜

次は第二子を別の病院で出産予定なので、またレポートしていきます。

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この記事を書いた人

2018年〜海外移住
社畜人生に嫌気がさし25歳でニートに
転職しても同じ繰り返しだと感じ独立

物販ビジネス、情報発信、コンテンツ販売を経て
現在は、のんびりタイ情報発信しながら
スローペースでお仕事&海外子育て奮闘中。

好きなものは酸辣湯麺とポメラニアン。2児の母

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